食事とカクテルを合わせるとき、「料理の味を邪魔しないこと」だけを目標にすると、少し物足りなくなることがあります。理想は、料理のあとに残る香りを一杯が引き受け、次のひと口を自然に誘うこと。お茶を使ったカクテルは、この“つなぐ”役目を考えるのが得意です。

料理の重さに、一杯の重さを合わせる
白身魚や野菜のように繊細な料理には、軽やかで青い印象のお茶が似合います。焼き物や出汁の深い料理には、烏龍茶やほうじ茶のように余韻のある香りが寄り添います。料理よりカクテルを目立たせるのではなく、同じ速度で口の中を通り過ぎるような重さを探すと、食事全体がまとまります。
塩味と脂には、香りと渋みで応える
塩味のある料理や脂のある料理には、柑橘のように明るい香りや、お茶の穏やかな渋みがよく合います。口の中をリセットするためだけでなく、香りの焦点を少し移して、次のひと口を新鮮にするためです。甘みを足すより、香りの高さを足す。そんな考え方がお茶の一杯にはよく似合います。
ペアリングに難しい知識は要りません。料理を「軽い/深い」「香ばしい/瑞々しい」と言葉にして、その反対ではなく近い質感の一杯を探してみてください。お茶とお酒の基本的な相性はこちらのガイドで、実際のレシピはCocktail Recipesでご覧いただけます。
20歳未満の飲酒および飲酒運転は法律で禁止されています。飲酒は適量でお楽しみください。

